# 86 : 犬の胆嚢摘出手術 / 【胆嚢頚部が壊死していた胆嚢粘液嚢腫】
今回の症例は13歳のMix犬です。
動物ドックを受けた際に行ったエコー検査で胆嚢粘液嚢腫(黄丸)が発見されました。
無症状でしたが、飼い主さんと相談のうえ、胆嚢を摘出することにしました。
胆嚢摘出手術
摘出手術では、胆嚢頚部が壊死しており、非常に脆く困難な手術となりました。
摘出した胆嚢とその割面の写真です。
術後の経過は安定しており、その後、全身麻酔下でスケーリング処置も行いました。
まとめ
胆嚢粘液嚢腫は、病気が進行しない限り無症状のワンちゃんも多いですが、胆嚢が破裂すると非常に危険な状態に陥ります。そのため、早期に発見するためにも、愛犬に定期的な動物ドックを受けさせてあげる事が重要です。
獣医師:林 敬明
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