# 79 : 眼瞼腫瘤摘出→外眼角形成術 / 【まぶたの出来物】
今回の症例は14歳のG・レトリバーの眼瞼にできた腫瘤の摘出手術です。
眼瞼腫瘤摘出術 → 外眼角形成術
左目の上眼瞼の眼瞼縁から内側にかけて腫瘤が確認できます。
通常の縫合では縫合部位に過度なテンションがかかる問題と、外観に違和感が生じる可能性があったため、頬の皮膚で皮弁を作りスライドさせて欠損部の縫合を行いました。
術後の写真です。反対の目とほぼ同じ大きさで違和感ない外見にする事が出来ました。
まとめ
『眼の上のたんこぶ』ということわざがあるように、まぶたの出来物は邪魔でうっとおしい物です。
気にしてこする事で出血や感染を起こす事があります。また邪魔なだけでなく、今回の様に眼球に触れる位置に腫瘤が存在すると瞬きの度に角膜を傷つけてしまいます。
まぶたの腫れや出来物を見つけた場合は、早めに動物病院に連れて行ってあげて下さい。
獣医師:林 敬明
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